「令和」識者8人が推薦、国書出典に全員賛意
政府が議事概要公表

2019/4/19 14:05 (2019/4/19 19:50更新)
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政府は19日、新元号に「令和」を選定した1日の会議の議事概要を公表した。有識者懇談会では9人すべての有識者が日本の古典(国書)を由来とする案を推薦した。政府の補足説明によると8人が令和を支持した。議事概要は発言者の氏名や令和以外の5案などについて詳細を記していない。議事録は30年後を目安に公開する見通しだ。

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政府は1日、有識者懇、衆参両院の正副議長からの意見聴取、全閣僚会議の順に会議を開き、臨時閣議で新元号を令和と定める政令を決めた。

有識者懇では、政府が元号案を説明した後で有識者が意見を述べた。議事概要によると「音の響きがよくて、普通の人に、子どもでもなじめる」「『のりかず』という名前の方がいる点が少し気になるが、広く一般的には用いられていない」などと令和を支持した。

政府説明によれば、令和を推薦した8人のうち1人は他の案と令和の2つを並列して推した。9人のうち1人は令和以外の案を支持した。

衆参両院の正副議長への意見聴取では「特定の季節を指すものはどうか」と述べた出席者がいた。万葉集の梅の花の歌の序文からとった令和を指したものとみられる。

全閣僚会議では安倍晋三首相が最後に「令和にしたい」と発言し、閣僚が了承した。政府説明によると、首相は「有識者懇談会の意見と全閣僚会議の意見を踏まえて、国書である万葉集を典拠とする令和にしたい」との趣旨の発言をした。発言した10人の閣僚のうち、1人は中国の古典(漢籍)を典拠とする案を支持した。4人は令和を明示的に支持した。

菅義偉官房長官は19日の記者会見で、議事概要に発言者を記さなかった理由について「令和が特定の発言者と結びつけられて、評価されることは適当でない」と述べた。「発言者の名前や令和以外の案を記載した議事録は作成する」と語った。30年後をめどに公開する議事録でも元号の考案者は記さないとしている。

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