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京東、家電大手の五星電器に210億円出資

【大連=渡辺伸】中国ネット通販2位の京東集団(JDドットコム)は12億7千万元(約210億円)を投じ、中国の家電販売店大手、江蘇五星電器に46%を出資すると発表した。中国ネット通販は競争が激化しているため、五星電器が持つリアル店舗を通じて自社のネット通販へ顧客を誘導する。蘇寧易購集団など家電大手とのシェア争いが加速しそうだ。

京東の発表や地元報道によると、五星電器に93%を出資している不動産などの投資会社、佳源創盛控股集団から46%分を買い取り、京東が第2位の株主となる。数カ月以内の出資完了を見込む。佳源創盛は今後も47%を保持するとみられる。

五星電器は江蘇省や浙江省など中国の中部・南部を中心に直営店が約300店舗ある。年間売上高は約180億元。消費者に五星の店舗で商品を見てもらい、京東のネット通販で買ってもらうなどの相乗効果を見込む。

中国家用電器研究院などによると、中国ネット通販における家電のシェア(18年)で京東は38.9%で首位だが、蘇寧(30.1%)、アリババ集団の天猫(Tモール、24.9%)などと競争が激しい。

リアル店舗のシェアは蘇寧が17.5%、国美電器が9%、五星電器が2%。京東は郊外や農村を中心に、約2年前から加盟店形式による小型家電販売店網を組織して家電を卸してきた。今回の出資を通じて、リアル店舗での足場を一気に築く。

中国の家電販売市場はネット通販の伸びにより、18年が8104億元と前年に比べ1.9%増えた。19年は8291億元へ伸びる見通しだ。リアル店舗が市場の約6割、4割がネット販売。蘇寧や国美はもともとリアル店舗が主だが、ネット通販に力を入れており相互に競争が激化している。

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