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国内REIT型の資金流入が拡大(投信観測所)

2019/4/23 12:00
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国内の不動産投資信託(REIT)に投資するファンドへの資金流入が回復しつつある。QUICK資産運用研究所調べによると、3月の設定額から解約額を差し引いた資金流出入額は国内追加型株式投信(ETF除く)全体では778億円の流出超過だったが、国内REIT型は361億円の流入超過となった<図表1>。流入額は2月の28億円から大幅に増加し、流入超過は4カ月連続。国内REIT型の残高上位を占める毎月分配型からの資金流出が一服したのに加え、国内外の長期金利の低下や堅調な不動産市況などが追い風となったようだ。

3月の国内REIT型ファンドの資金動向を個別にみると、純資産総額が最も大きい「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」には月間で146億円の資金が流入した<図表2>。販売会社のSMBC日興証券では同ファンドの月間買付金額が4カ月連続でトップだったという。

運用成績に見合わない分配金を見直す動きが一時強まり、分配金を引き下げた国内REIT型からの資金流出が続いていたが、足元では一服。好調な運用成績などが資金流入の拡大を後押ししているようだ。

3月は国内REITの総合的な値動きを示す東証REIT指数(配当込み)が過去最高値を更新した。世界的な景気減速懸念から国内外の長期金利が低下し、国内REITの分配金利回り(平均約4%弱)の相対的な高さに着目した買いが続いた。オフィス空室率の低下や平均賃料の上昇に加え、19年公示地価の全国的な回復傾向が鮮明になるなど、堅調な不動産市況も相場の支えになったようだ。

ただ、長期の資産形成を考えた場合、ファンドの運用収益の一部を分配金として毎月支払う毎月分配型は、複利効果の恩恵を十分に享受できない点には留意しておきたい。

(QUICK資産運用研究所 戸崎志賀)

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