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米ピンタレスト上場、初値は公開価格25%上回る

【ニューヨーク=宮本岳則】画像共有サイト運営の米ピンタレストが18日、ニューヨーク証券取引所に上場した。初値は23.75ドルとなり、公募・売り出し価格(公開価格)を25%上回った。同社は未上場の急成長企業「ユニコーン」の1社として注目されていた。大型ハイテク銘柄の新規株式公開(IPO)に警戒感が広がるなか、上々の滑り出しとなった。

18日終値は公開価格を28%上回る24.40ドルとなった。午前11時台に初値をつけた後は終日、高値圏で推移した。終値で計算した時価総額は129億ドル(約1兆4千億円)に達した。調達額は約14億ドルとなった。同日、ナスダック証券取引所に上場したビデオ会議システムの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズも人気を集め、株価が一時、公開価格を8割上回る水準まで上昇した。

未上場時の想定時価総額が10億ドルを超える「ユニコーン」企業のIPOを巡っては、投資家の間で一時、警戒感が広がっていた。きっかけは3月に上場した配車サービス大手、リフト株の値動きだ。上場2日目で株価は公開価格を割り込み、その後も低調だ。ピンタレストは公開価格の仮条件を未上場時の評価額を下回る水準に設定するなどして、投資家の「割高」懸念を和らげた。

上場時の業績動向も焦点となった。リフトは18年12月期の最終赤字額が9億ドルを超え、IPO時の赤字額としては史上最大と言われた。黒字化の道筋もまだ見えず、投資家の買いが続かなかった。一方、ピンタレストは18年10~12月期に営業黒字を達成している。通期の黒字化も視野に入っており、投資家の買い安心感につながっている。

19年の米株市場はユニコーン上場の「当たり年」と言われる。5月には配車サービス最大手の米ウーバーテクノロジーズの上場が控えており、上場時の時価総額は最大1000億ドル程度に達すると見られている。規模が大きいだけに、上場の成否はIPO市場のみならず、株式市場全体の行方も左右しそうだ。

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