iPS、医療応用へ前進 問われる真価
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理化学研究所などは18日、iPS細胞から育てた網膜の細胞を目の難病患者5人に移植し、安全性を確認したと発表した。視力低下も抑えた。再生医療の切り札とされるiPS細胞が医療応用へと前進するが、今後は他の病気でも成果が出せるかどうかが試される。iPS細胞ならではの治療効果が問われる。身近な医療技術を目指し、乗り越えるべきハードルはなお高い。
理研は、目の難病「加齢黄斑変性」の患者に他人の細胞から作った...
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