2019年7月19日(金)

アオモリトドマツ 山形・蔵王で再生事業

2019/4/18 20:00
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林野庁東北森林管理局は2019年度、山形県の蔵王でアオモリトドマツ林の再生事業を始める。樹氷ができるアオモリトドマツが食害で枯死する地域が広まっており、自生した苗を被害が深刻な場所に移植して数年かけて検証する。国定公園のために自然環境を変える対策は難しく、移植を通じて再生につなげる。

食害を受けて枯れた蔵王のアオモリトドマツ

「アイスモンスター」と呼ばれる樹氷は蔵王の重要な観光資源だが、トドマツノキクイムシなどの食害で相次ぎ枯れている。再生に向け被害が広がっていない地域で5~10センチメートルに育った苗を移植するほか、ササを刈り払った場合の生育への影響調査や種子の採種などを始める。

アオモリトドマツの被害は蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺などが深刻で、地元では国有林を管理する林野庁に対策を求めていた。ただ外部で育てた苗は移植できず、標高が高い環境の厳しい場所で研究事例も乏しいという。「移植できるのは10本程度。スギやヒノキの植林のようにすぐには増やせず10年単位の時間がかかる」(山形森林管理署)としている。

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