2019年8月25日(日)

五輪組織委 チケット不正転売を警戒、ネット各社協力

2019/4/18 19:27
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2020年東京五輪・パラリンピックの五輪観戦チケットの抽選受け付けが5月9日からスタートする。五輪では約780万枚のチケットが売り出される見通しで、大会組織委員会などは不正転売を警戒する。組織委は不正に入手したチケットは「無効」とする方針で、オークションサイトを運営する企業も五輪チケットの出品を禁止する考えを明らかにしている。

プレオープンした東京2020公式チケットの販売サイト(18日)

プレオープンした東京2020公式チケットの販売サイト(18日)

演出が注目される7月24日の開会式や8月9日の閉会式、日本勢のメダル獲得や海外のスター選手を間近に見られる競技は入手が難しい「プラチナチケット」になる可能性が高い。

陸上で世界最速を決める男子100メートル決勝のある8月2日の午後(5800~13万円)、日本が2連覇を目指す7月27日の体操男子団体総合の決勝(1万1800~7万2千円)などは高倍率が予想される。日本勢のメダルが期待される柔道や女子レスリング、男子の錦織圭選手らの出場が見込まれるテニスも人気が集中しそうだ。

組織委はこうしたプラチナチケットがインターネット上でさらに高額で不正転売されることを懸念している。

国内では6月14日にネット上でのダフ屋行為を禁止する「チケット不正転売禁止法」が施行される。主催者の同意なしに商売として定価を超える値段で売る行為については「不正転売」とみなして禁止する。違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される。

組織委は同法施行後の6月20日に五輪チケットの抽選結果を明らかにし、購入手続きをスタートさせる予定だ。また、フリーマーケットアプリなどを運営するメルカリ、ヤフー、楽天の大手3社は五輪チケットをサイト上で扱わない意向を組織委に示している。

組織委はチケット申し込みに必要なID登録について1人で複数のIDを取得する行為を禁じている。発覚した場合は購入済みであってもチケットを無効にするなど厳しい措置をとる。

抽選で当選して購入する際には本人確認として電話番号による認証も採用。IDで登録した電話番号から、組織委側の専用回線に架電することで、購入者とID登録者が同一であることを認証するとしている。

チケット購入後に都合が悪くなり、観戦に行けなくなった場合は、組織委が来春に開始する予定の再販売用サイトを使って、定価で転売することができる。組織委の担当者は「多くの人が平等に観戦機会を得られるように、不正転売の防止を徹底する」と話す。

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