2019年5月21日(火)

「米国版はやぶさ」チーム、はやぶさ2に「歴史的な成果」

科学&新技術
2019/4/18 17:01
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「米国版はやぶさ」とも呼ばれる米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「オシリス・レックス」のチームが18日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」に「偉大で歴史的な成果」と賛辞を送った。米探査機のチームは、はやぶさ2のチームとの情報交換のためにこのほど来日し、報道陣の取材に応じた。

米探査機「オシリス・レックス」のチームのダンテ・ローレッタ教授(右から2人目)らとJAXAの津田雄一プロジェクトマネージャ(右)(18日、相模原市)

はやぶさ2は5日、小惑星「りゅうぐう」に金属弾を撃ち込む世界初の試みに成功。地表に人工のクレーターができたとみられている。米探査機の責任者を務める米アリゾナ大学のダンテ・ローレッタ教授は「非常にワクワクした」とたたえた。

オシリス・レックスは2018年12月にりゅうぐうとよく似た小惑星「ベンヌ」に到着、20年夏にも着陸して地表の砂などを採取する計画だ。ただ、ベンヌの地表には大きな岩が多く、予想外に険しい地形だった。

りゅうぐうの地表も想定より険しかったが、はやぶさ2は計画を延期しながら19年2月に着陸に成功。ローレッタ教授は「はやぶさ2は正確な着陸が可能だと立証してくれた。我々も希望と自信を持てる」と情報交換の意義を語った。

ベンヌでは地表から小石などの粒子が噴き出す不思議な現象も見つかっている。はやぶさ2の責任者を務めるJAXAの津田雄一プロジェクトマネージャは「ベンヌはりゅうぐうと似て非なる小惑星で大変面白い。りゅうぐうにも同じ現象があるのかは大きな興味だ」と話した。日米双方の探査機が小惑星のサンプルを地球に持ち帰って分析できれば「太陽系の歴史をひもとく上で、1+1が2以上になる価値がある」と強調した。

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