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日本版GPSで農業をスマートに NTTが実証実験

NTTなどが農業の効率化で使うドローン

NTTなどは18日、日本版全地球測位システム(GPS)の準天頂衛星を駆使して農作業を効率化する実証実験に乗り出すと発表した。ドローン(小型無人機)と人工知能(AI)を組み合わせ、農薬や肥料の散布を無人化、農作業にかかる時間を30%ほど削減することを目指す。2年後メドに事業化を目指し、国内だけでなく東南アジアなど海外への輸出も目指す。

実証実験は福島県南相馬市で実施、8ヘクタールの農地に福島県の水稲オリジナル品種「天のつぶ」を栽培する。4月から2年かけて検証する。NTTデータ日本農薬など15機関が参加する。

今回の技術は、位置情報とIT(情報技術)を組み合わせたのが特徴だ。ドローンを誤差1メートルほどの精度で飛行制御して農作物の画像を撮影する。画像はAIで分析して生育状況を自動で判断する。また、害虫や雑草の有無も見極める。

稲の成長が一定段階に達したと判断すると、ドローンで追加の肥料をまく。農薬も害虫や雑草のいる場所にだけまく。その結果、収穫量を30%ほど増やせるとみている。従来は人が農地を回って確認するなど手間がかかっていた。

準天頂衛星は日本政府が整備を進め、昨年11月から本格稼働した。日本列島やオーストラリア、東南アジアなど地域は限られるものの、米が運用するGPSに比べて位置情報の精度が10倍以上高い利点がある。

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