2019年5月22日(水)

小学生プロ仲邑初段、22日公式デビュー戦
「花の同期対決」

囲碁・将棋
2019/4/21 6:00
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史上最年少で囲碁のプロ棋士になった小学5年生の仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が22日、公式戦初対局に挑む。デビュー戦の相手は同じく4月にプロ入りしたばかりの大森らん初段(16)。「スミレとランの花の同期対決」として好勝負が期待される。

仲邑菫初段は韓国の道場で修業した(2月、ソウル市)

仲邑菫初段は韓国の道場で修業した(2月、ソウル市)

第29期竜星戦の予選で、大阪市の日本棋院関西総本部で22日午後2時30分にスタートする。持ち時間各1時間の「早碁」で、同日夕には決着する見通し。

プロ棋士の父と囲碁インストラクターの母をもつ仲邑初段は、7歳からたびたび韓国に渡り、ソウルの名門道場で腕を磨いてきた。張栩名人(39)との試験碁を経て、若い才能を発掘するために設けられた日本棋院の「英才枠」でのプロ入りが1月に決まった。

デビューまでに国内四冠を持つ井山裕太王座(29)や、女流の世界トップ2のひとりである韓国の崔精(チェ・ジョン)九段(22)らに非公式のハンディ戦で挑んだが、いずれもはね返された。

「実力はまだまだ」と父の仲邑信也九段(46)は厳しい目を注ぐ。日本棋院理事長の小林覚九段(60)は「負けても気丈に振る舞っている。対局姿勢はすばらしく、公式戦を重ねるとすぐに強くなる」と期待を寄せる。

大森らん初段(左)は井山裕太王座の就位式で花束を贈呈した(3月、大阪市)

大森らん初段(左)は井山裕太王座の就位式で花束を贈呈した(3月、大阪市)

相手の大森初段も16歳と若く、関西総本部の院生3位となって女流推薦枠でプロ入りを決めた。3月末の新入段者記者会見では「手合いでは自分の手を信じて打ちたい」と意気込んでいた。

日本棋院は仲邑初段を採用した英才枠を「世界で低迷している日本の復活を成し遂げる」(小林理事長)ために設けた。仲邑初段も「世界一になりたい」と目標を掲げる。いよいよ、その第一歩を踏み出す。

(山川公生)

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