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自ら動くペッパーも 高3でロボット起業

D.K.T.・出村賢聖社長、X-mov Japan・長安成暉社長 前編(日経STARTUP X)

ヒトに寄り添い、生活に役立つロボットを世に送り出したい。そんな志を抱いた若者2人が起業したのは高校3年生の時だ。D.K.T.(金沢市)の出村賢聖社長は家事を支援する機種の研究に没頭し、X-mov Japan(兵庫県赤穂市)の長安成暉社長はロボットを自律走行させるソフトウエアなどを開発した。いずれも大きな刺激を受けたのはソフトバンクグループの孫正義会長兼社長だ。2人は動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」でそれぞれの開発コンセプトを解説。長安社長はソフトバンクロボティクスの「Pepper(ペッパー)」にアプリを組み込み、自律走行を実演してみせた。

出村社長は大学には進学せず、神奈川県逗子市にある古民家シェアハウスを拠点に「家の中で一緒に生活するロボット」の研究に取り組む。開発中の「Happy Mini」は配膳や買い物などの家事を手伝うサービスロボットで、早ければ2020年の実用化を目指す。一方の長安社長はソフトウエアの開発や販売が事業の柱。ペッパーや物流ロボットが人間の近くで活躍できるよう、自律走行を実現するアプリなどの開発を進める。東証1部上場の人材派遣会社からも出資を受けた。

出村社長、長安社長ともに大きな影響を受けたのが孫正義氏だ。出村社長は25歳以下の異能人材を対象とした「孫正義育英財団」の1期生として研究開発費の支援を受けている。長安社長は小学生の時にネットで孫氏の決算発表会見を見て、その説明能力に感嘆。高校1年生の時にペッパーの発表会見を目にしてロボットの将来性に気づき、起業を決心したという。

(2019年3月27日収録)

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