2019年5月23日(木)

米司法長官、18日午後10時30分に記者会見 ロシア疑惑めぐり

トランプ政権
北米
2019/4/18 5:55 (2019/4/18 6:47更新)
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【ワシントン=中村亮】米司法省は17日、バー司法長官が18日午前9時30分(日本時間同日午後10時30分)から記者会見を開くと発表した。2016年の大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査結果について説明する。バー氏が捜査結果の詳細に言及するのは初めて。トランプ大統領をめぐる不正疑惑が払拭されるか注目が集まる。

バー米司法長官が議会に送ったロシア疑惑の捜査報告書に関する概要の書簡(ワシントン)=AP

バー米司法長官が議会に送ったロシア疑惑の捜査報告書に関する概要の書簡(ワシントン)=AP

司法省は18日、約400ページの捜査報告書も公開する。ただ下院司法委員会の民主党トップ、ジェロルド・ナドラー議員は17日、報告書を受け取るのは早くて18日午前11時になると司法省から説明を受けたと明らかにした。記者会見の時点では報告書の中身が判明していない可能性が高い。ナドラー氏は「間違っている」と司法省を批判した。

バー氏は公開に裁判所の許可が必要な機密のほか、個人のプライバシーや継続中の捜査に関わる情報を報告書から削除したうえで公開する。

一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、司法省が報告書の内容をホワイトハウスの弁護士に説明したと報じた。ホワイトハウスは報告書への反論を準備しているといい、報告書にはトランプ氏に不利な情報が含まれている可能性がある。トランプ氏は17日のラジオ番組で、報告書の内容について記者団の質問に応える機会を18日に設ける考えを示した。

バー氏は3月下旬に捜査の結論部分をまとめた4ページの文書を公開している。この文書によると、モラー特別検察官はトランプ氏の選挙陣営とロシアの共謀疑惑は「シロ」と判断し、トランプ氏による捜査妨害の疑いは結論を示さなかった。

野党・民主党や米メディアの関心が高いのは捜査妨害の真相だ。検察が犯罪行為の有無の判断を示さないのは異例で、モラー氏が報告書でその理由をどのように説明しているか焦点になる。さらにバー氏はトランプ氏の行為が起訴に値するか判断を委ねられて「証拠不十分」との結論を出したと説明している。記者会見ではバー氏が推定無罪と判断した理由を問われる公算が大きい。

共謀疑惑をめぐっても、捜査過程が明らかになる見通しだ。バー氏によると、モラー氏は共謀疑惑を裏付ける証拠はないと結論づけているがその根拠は示されていない。トランプ氏の長男ジュニア氏や娘婿クシュナー上級顧問とロシアとの接触についても関心が高い。

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