2019年9月17日(火)

「瀬戸芸」夏会期 作品を5段階評価
6会場で十数点が追加 全170点で5つ星は

コラム(地域)
2019/4/26 6:00 (2019/7/24 17:02更新)
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瀬戸内海の島々と港を舞台とした国内最大の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」(瀬戸芸)の夏会期が始まった(8月25日まで)。春会期の大部分の作品が引き続き鑑賞できるほか、男木島、小豆島、大島、犬島、高松、宇野で合わせて十数点の作品が追加された(沙弥島は春会期のみの開催)。春会期と夏会期の作品約170点を5段階のランキングとともに紹介する。いずれの作品も、(1)独創性、(2)テーマ性、(3)技巧、の3要素から評価した。

(ランキングの見方)
 ★★★★★=瀬戸芸を代表する力作
 ★★★★=見逃せない作品
 ★★★=見る価値あり
 ★★=余裕があれば
 ★=話題作だけど…

<会場一覧。リンクを押すと各島の展示作品評価ページにジャンプします>

(1)直島

世界中から人々が訪れる現代アートの聖地。島内には地中美術館をはじめ、数多くの美術施設がひしめく。路線バスよりレンタル自転車が便利だが、坂道が多いので注意。飲食店や宿泊施設も充実している。高松から高速船で25分、フェリーで50分。

                   

(2)豊島

直島と小豆島の中間に位置する。島中央にそびえる檀山(だんやま)からの湧き水が島全体を潤す。縄文時代から人が住み、江戸時代には瀬戸内海交易や石の産業で栄え、集落には古い街並みが残る。高松から高速船で35分。直島や小豆島からも航路がある。

(3)女木島

南北4キロ、東西1キロの細長い島。山頂近くに鬼が住むとされた洞窟があり、鬼ケ島伝説の発祥地の一つとされる。海辺の集落は屋根より高い石垣「オオテ」が巡らされ、強い海風を防いだ。半日あればバスと徒歩ですべての作品を見て回れる。高松からフェリーで20分。

(4)男木島

面積1.34平方キロの小さな島。平地に乏しい。急勾配の斜面に石垣を積んで宅地を造り、狭い路地が張り巡らされている。独特の味わいある情景だ。道に迷ったら、坂道を下れば必ず港に出る。作品は集落に集中し、徒歩ですべて見て回れる。高松からフェリーで40分。

(5)小豆島

瀬戸内海で2番目に大きな島。土庄など主な港が7つあり、港の間をバスが結ぶ。温暖な気候で、しょうゆやオリーブなど名産品も多い。高松から土庄まで高速船で35分、フェリーで1時間。宇野や神戸、姫路などからも航路がある。レンタカーが便利だが予約は早めに。

(6)大島

白砂青松の美しい島。ハンセン病の国立療養所「大島青松園」がある。かつて偏見と差別から、多くの人がこの島に連れてこられた。悲しい歴史に思いを巡らせながら作品を鑑賞したい。今回の瀬戸芸に合わせ、高松からの定期船が就航した。

                                         

(7)犬島

採石と銅の精錬で栄えた島。大坂城や江戸城の石垣も一部はここで採石された。花こう岩を切り出した跡と精錬所跡が今も残る。小さな島なので、半日あれば徒歩ですべての作品を見て回れる。直島、豊島、小豆島のほか、岡山の宝伝から航路がある。

(8)沙弥島

春会期のみの開催。かつては沖合4キロに浮かぶ島だったが、1967年の埋め立てで現在は陸続き。JR坂出駅からバスでアクセスできる。小さな漁港がかつて島だったことの面影を残す。美しい白い砂浜が広がり、瀬戸大橋が間近に望める。

                  

(9)高松

瀬戸芸の旅の拠点となる港町。JR高松駅を降りてすぐ、高松港から各島への船が頻繁に出る。会期中はイベントも多く開かれ、街中はアートで彩られる。宿泊施設は多いが早めの予約を。栗林公園や屋島など見どころも多い。街中の移動は市電が便利。

                  

(10)宇野

岡山側からの各島への出発口。JR宇野駅を降りてすぐ、宇野港から直島や豊島、小豆島、高松などに航路がある。地域はかつて造船などの製造業や鉱業で栄え、現在はノスタルジックな港町の面影を持つ。高松に比べると宿泊施設や飲食店は少ない。

                                        

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