2019年5月27日(月)

楽天、ビックカメラと物流網を相互利用

ネット・IT
小売り・外食
2019/4/17 18:04
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楽天は17日、ビックカメラと商品配送の物流網を相互に活用すると明らかにした。2019年内に店舗や通販サイトで取り扱う商品の配送を繁閑に合わせて相互に融通する。楽天は同日、KDDIのインターネット通販向けに物流網を開放することも発表した。人手不足を受けて物流コストが膨らむなか、合従連合で物流の効率化が進む。

ビックカメラの商品を楽天が配送する

19年中から楽天とビックカメラがそれぞれ整備している物流網を使った協力を始める。まず、ビックカメラが扱う小型の商品を楽天が宅配する。楽天は本など自社で調達して直販している商品の配送をビックカメラに委託する。今後は楽天市場に出店する事業者の商品にも広げる。

家電や生活雑貨など配送量のピークは商品ごとに異なる。共同配送などを通じて物流の効率化を図り、需要の急増による配送の遅れなどを防げる。楽天の矢沢俊介執行役員は「各社の配送量を年間で平準化する効果も見込める」と話す。

楽天とビックカメラは18年4月から通販サイト「楽天ビック」を共同で運営している。17日に関西地域での当日配送を開始した。大阪市内から開始し、滋賀県や奈良県など関西エリアに順次広げていく。これまでは首都圏の一部エリアに限られていた。

楽天は同日、ネット通販サイト「楽天市場」の物流網をKDDIの「ワウマ」に開放したと発表した。18年11月に両社が始めた通信や決済の分野などの業務提携の一環。楽天は出店事業者の商品の保管から出庫までを一括で担うサービスを展開しており、KDDIのサイトの事業者も同様のサービスを受けられるようになる。まず、楽天市場にも出店する事業者を対象にサービスを開始。今後はワウマのみに出店する事業者にも広げる。

厚生労働省によると、2月のトラック運転手を含む自動車運転者の有効求人倍率(常用、パート含む)は3.20倍と高水準で推移している。人手不足が続くなか、物流分野での合従連合が広がりそうだ。

(広井洋一郎 池下祐磨)

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