2019年5月20日(月)

「むかわ竜」の全身骨格復元、国内初 北海道大など

2019/4/17 12:00
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北海道大学総合博物館の小林快次教授(47)とむかわ町は17日までに、ハドロサウルス科恐竜(通称むかわ竜)の全身復元骨格を同町で報道陣に公開した。発見された化石だけを基に、ほぼ完全な全身骨格が復元されたのは日本で初めてという。

報道陣に公開された「むかわ竜」の全身復元骨格(11日、北海道むかわ町)=共同

竹中喜之町長は「はるか7200万年の時を超えて、むかわ竜の立ち姿が復活した。町の復興への弾みになってほしい」と話した。

公開された全身復元骨格は2017年7月に制作が始まり今年3月に完成、樹脂製で実物化石をかたどって作られた。発見時の化石に近い色を塗り、海辺を歩いて遠くを見つめる姿をイメージしてポーズをつけた。

化石は03年、同町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の地層で見つかった。全身骨格では国内最大とされ、推定で頭から尾までの全長約8メートル、体高約4メートル。体積では、発見された骨の化石は全身の8割を超える。昨年9月の北海道地震で町は震度6強を観測したが、化石は被害を免れた。

全身復元骨格は実物の化石と共に、7月13日~10月14日の国立科学博物館(東京・台東)での「恐竜博2019」で一般公開される。むかわ竜の第1発見者で同町の堀田良幸さん(69)は「雄大な穂別の大地を闊歩(かっぽ)するむかわ竜の姿を想像しながら、古代のロマンに浸ってほしい」と興奮した様子で話した。〔共同〕

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