2019年5月25日(土)

被災地後押しワンピース像 熊本地震復興、8市町村に

九州・沖縄
2019/4/17 10:48 (2019/4/17 12:20更新)
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熊本県は17日、熊本市出身の尾田栄一郎さんが描く人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクター像8種類、計8体の設置場所を発表した。震度7を2度観測した益城町に料理人サンジを置くなど、被災の規模が大きかった県内8市町村に据えることが決まった。熊本地震から3年が経過し、復興を後押しするのが狙い。

「ONE PIECE(ワンピース)」キャラクター像の設置場所を発表する熊本県の蒲島知事(17日午前、熊本県庁)=共同

8体は、海賊王を目指す主人公ルフィの仲間たち。県はうち4体の銅像を来年3月までに、残りを2020年度中に設置する予定。

益城町にサンジの像を置くのは、給食センターが大打撃を受けたことを考慮。東海大農学部キャンパスが授業拠点の移転に追い込まれた南阿蘇村には、考古学者ロビンを配置する。存続が危ぶまれる集落も生じた西原村は、航海士ナミを置くことにした。

県は、寄付などを通じて被災地を応援してくれた尾田さんに県民栄誉賞を贈呈。熊本市内の県庁舎前に昨年11月、高さ174センチのルフィ像を置いた。他の像を巡っては、31市町村が設置を望んでいた。

今回の取り組みで、県は「熊本に上陸したルフィ一行は、地震被害が広範囲にわたり住民が苦しんでいることを知る。ルフィは仲間たちに復興の手助けを指示。それぞれの特技で困り事を解決する」といった物語仕立ての設定も用意している。

会見した蒲島郁夫知事は、地震の経験や教訓を伝える効果なども考えつつ、配置場所を決めたことを説明。「被災地を周遊できる仕掛けには創造性、将来性がある。大きな応援になると確信している」と述べた。〔共同〕

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