2019年5月26日(日)

インドネシア大統領選、投票始まる ジョコ政権に審判

東南アジア
2019/4/17 10:27
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシアで17日朝、5年に1度の大統領選挙の投票が始まった。再選を目指すジョコ・ウィドド大統領(57)にライバルのプラボウォ・スビアント元陸軍戦略予備軍司令官(67)が挑む。経済政策や雇用対策が主な争点で、1億9千万人を超える有権者が4年半のジョコ政権の国家運営に審判を下す。

インドネシア大統領選で投票する有権者ら(17日午前、ジャカルタ)=三村幸作撮影

インドネシア大統領選で投票する有権者ら(17日午前、ジャカルタ)=三村幸作撮影

投票はインドネシア東部から始まり、首都ジャカルタなど西部でも午前7時(日本時間午前9時)から投票が始まった。投票は午後1時(日本時間午後3時)までに締め切られ、即日開票される予定。選挙管理委員会の開票結果は後日発表されるが、民間調査機関の集計による開票結果が発表され、17日夜にも大勢が判明する。

プラボウォ氏は午前8時すぎ、ジャカルタ郊外の自宅そばの投票所で一票を投じた。投票前に記者団に対し、「未来は国民の手にある」と述べ、国民に政権交代を訴えた。ジョコ氏は昼ごろにジャカルタ中心部の大統領宮殿そばの投票所で投票する予定という。

17日、ジャカルタ近郊の投票所に到着し、手を振るプラボウォ氏=共同

17日、ジャカルタ近郊の投票所に到着し、手を振るプラボウォ氏=共同

投票所には朝から市民が足を運んだ。ジャカルタの銀行員、トニ・ウィビソノさん(45)は「ジョコ政権は地下鉄などインフラ開発を進め、インドネシアを発展させた」としてジョコ氏に投票した。一方、主婦のスシ・マワルディさん(38)はテレビ討論会でプラボウォ氏の経済政策を知り「国がいい方向に向かう手伝いをしたい」と同氏に一票を投じた。

2018年9月から半年超にわたる選挙戦で、現職のジョコ氏はインフラ開発や物価安定など4年半の実績を強調し「次の5年は人材開発に力を注ぐ」として再選への支持を呼びかけた。一方、プラボウォ氏はジョコ政権下で「国外に富が流れている」と主張してジョコ氏の経済政策を批判。「国の針路を変えないといけない」と訴えた。

投票するジョコ大統領(左)(17日午前、ジャカルタ)=三村幸作撮影

投票するジョコ大統領(左)(17日午前、ジャカルタ)=三村幸作撮影

主要世論調査によれば、ジョコ氏が選挙戦最終盤の支持率でプラボウォ氏を20ポイント前後引き離し、大きくリードしている。ただ、17~22歳の若者でプラボウォ氏がジョコ氏を上回るとする一部調査もある。投票率次第では接戦になる可能性がある。

インドネシアは東南アジアで最大の経済大国で、20カ国・地域(G20)に加盟する。人口2億6千万人で内需が大きいほか、豊かな天然資源があり、経済は5%程度の成長を続けている。50年までに経済規模で世界5位以内に入り、日本と肩を並べる水準まで成長するとの予測もある。

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