2019年5月26日(日)

がん免疫薬、肉腫に初投与 遺伝情報に基づき選択

2019/4/17 9:59
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免疫の働きを利用するがん治療薬「キイトルーダ」が、希少がんの一種で筋肉や脂肪組織にできる肉腫の治療に使われたことが17日までに国際医療福祉大三田病院(東京)への取材で分かった。

キイトルーダは皮膚がんや肺がんなどの薬として承認されていたが、昨年12月、がんのゲノム(全遺伝情報)に遺伝子の複製ミスを修復する機能が低下する異常が見つかれば、臓器の種類によらず使えるようになった。この適応拡大に沿った肉腫患者への投与は国内で初めてという。

患者の少ない希少がんの薬は開発が進みにくい。三田病院の高橋克仁・肉腫センター長は「治療法がなく薬が届きにくい希少がん患者にとって福音になった。肉腫に限らず、こうした使い方が今後、広がるだろう」と話す。

治療を受けたのは宮崎県の女性(63)。今月13日に投与された。2009年に肝臓で肉腫が見つかり、肺や骨に転移。抗がん剤治療がうまくいかず、7回手術を受けた。ゲノムを調べたところ、キイトルーダが使えるタイプだった。

キイトルーダは「オプジーボ」と同様に免疫のブレーキを外してがんを攻撃させる薬。遺伝子の修復機能が低下しているがんは免疫に認識されやすいため、効果が高いとされる。〔共同〕

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