国際赤十字、ベネズエラに支援物資搬入

2019/4/17 9:06
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【サンパウロ=外山尚之】国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は16日、経済混乱で食料や医薬品不足が深刻化するベネズエラに支援物資を搬入した。マドゥロ政権と対立する米国政府は2月、野党陣営に支援物資を届けようとしたが、軍の抵抗で失敗した。今回、赤十字は政治的に中立を保つという条件で政権側と合意していた。

16日、ベネズエラの首都カラカスに到着した赤十字の支援物資=ロイター

マドゥロ大統領は16日「ベネズエラへの支援は国際的な対話に基づいたものだ」と述べ、支援物資の到着を歓迎した。医薬品は病院などに運ばれる予定。赤十字は中立的に分配するとしているが、マドゥロ氏は自らの成果だと誇示する。

支援物資の到着はベネズエラ国内の人道危機を緩和する一方、人道支援をテコにマドゥロ政権の退陣を迫っていた米国や野党陣営は戦略の修正を余儀なくされそうだ。

暫定大統領への就任を宣言している野党指導者のグアイド国会議長は16日「支援は我々が望んだので届いた」と発言する一方で「彼らが保険制度を破壊したので支援が必要になった」とマドゥロ政権を批判した。

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