スプリント・Tモバイル合併、司法省が反対か 米報道

2019/4/17 7:03
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米携帯4位のスプリント(写真)と3位TモバイルUSは、合併承認の獲得に苦戦している(米カリフォルニア州)

米携帯4位のスプリント(写真)と3位TモバイルUSは、合併承認の獲得に苦戦している(米カリフォルニア州)

【ニューヨーク=清水石珠実】合併を目指すソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントと3位TモバイルUSが、当局から合併計画の承認を得ることに苦戦している。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は16日、米司法省の職員が2社に「現行の計画では承認される可能性は低い」と告げたという関係者の話を報じた。

合併に難色を示したとされるのは司法省で独占禁止法関連の案件を扱う職員たちだ。株式交換方式で行われる点や合併後の新会社の経営効率などに懸念を示したという。ただ、WSJ紙は、司法省の高官がこうした職員の見方を退ける可能性もあると指摘している。

両社の幹部はWSJの報道を否定している。スプリントのマルセロ・クラウレ会長は自身のツイッターに「記事は正確ではない」と投稿した。「Tモバイルとの合併については引き続き当局と協議している。プロセスは進行中でそれ以上のコメントはない」という。Tモバイルのジョン・レジャー最高経営責任者(CEO)も「真実ではない」と批判した。

報道を受け、16日の米株式市場の時間外取引でスプリント株は一時、10%以上、Tモバイルは6%強下げた。17日の東京株式市場ではソフトバンクグループ株が一時、前日比3%強下落した。

2社の合併には米司法省のほか、米連邦通信委員会(FCC)の承認が必要となる。

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