2019年5月23日(木)

エジプト国会、大統領の任期延長案を可決 国民投票へ

中東・アフリカ
2019/4/17 4:41
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【カイロ=飛田雅則】エジプト国会(一院制、定数596)は16日、シシ大統領の任期を最長で2030年まで延ばせる憲法改正案を可決した。30日以内に実施される見通しの国民投票で過半数が同意すれば改憲が成立する。現行の任期は22年まで。シシ氏は反体制派の弾圧やメディアの統制を強めており、強権政治が長引く恐れがある。

エジプトのシシ大統領=ロイター

大統領の任期延長について、国会の約9割にあたる531人の議員が賛成、22人が反対した。大統領の任期延長を含む改憲案は2月にシシ氏を支持する議員が提案していた。

改憲案の柱は大統領任期を4年から6年に延長する内容。2期目のシシ氏の現行の任期が2年延ばされ24年までとなり、同氏に限って事実上の3期目を狙う選挙に出馬可能となる。当選すれば、30年まで続投できる。

エジプトでは11年の民主化運動「アラブの春」で長期独裁のムバラク政権が崩壊した。初の民主的な選挙で選ばれたイスラム原理主義組織出身のモルシ大統領(当時)を、国防相だったシシ氏が13年に追放した。シシ氏は14年の大統領選で初当選し18年に再選したが、反体制派の取り締まりを強めており、国際的な人権団体から非難されている。

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