2019年6月20日(木)

未来面「あたらしい時代です。」

フォローする

 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「あたらしい時代です。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
過去の優れたアイデアはこちら

越智仁・三菱ケミカルホールディングス社長の講評

2019/4/22 2:00
保存
共有
印刷
その他

新たに始まる令和の時代にふさわしい、斬新でフレッシュなアイデアをたくさんいただきました。「国超えて遠隔医療」はデジタル技術の活用で、最も劇的に変わる世界かもしれません。専門医がいない地方の遠隔地でも的確な診断ができ、医療ロボットを使った手術も可能になります。無医村地域も解消されますし、発展途上国向けなど国境を超えた医療行為も実現するでしょう。どこに住んでいようとも、必要な治療や手術を待たされることなく、受けられるようになります。これらは5Gが実用化すれば、現実のものとなるでしょう。

越智仁 三菱ケミカルホールディングス社長

越智仁 三菱ケミカルホールディングス社長

「睡眠時間でワークライフバランス」もおもしろい発想です。私たちの脳のメカニズムはまだ解明されていないことが多く、睡眠中の脳の働きは未知の分野です。脳は深い睡眠に入っている時は休んでいますが、浅い睡眠の時間帯は活動し、夢を見たりします。その浅い眠りの時間帯に脳を有効活用し、仕事ができれば昼間の業務の効率アップだけでなく、余暇の時間を確保できるようになります。ワークライフバランスが充実すれば、人生も一段と実りあるものになるでしょう。

脳の中の記憶を映像化するというアイデアも、実現すれば楽しいですね。脳の中の思い出を映像化して子供や孫に見せてあげたり、旅の記憶を映像化したりすれば、お土産話にも花が咲くことでしょう。

「オフィスなくそう」は、デジタル技術が私たちの生活を大きく変える可能性を示唆しています。

大都市にオフィスを構える必要がなくなれば、地方の豊かな自然環境の元で子育てをしながら働くことができます。在宅勤務が増えれば首都圏の通勤ラッシュも緩和され、電力などのエネルギーの効率化にもつながります。デジタル技術を活用すれば、政府が進める働き方改革もどんどん実現していくでしょう。

◇――――――――◇

越智社長は「2050年には人類は海中で生活しているかもしれない」と語ります。今から30年後、どんな風景が広がっているのでしょう。平成が始まった30年前、携帯電話もEメールも存在せず、通信手段は固定電話や紙でした。令和の時代は変化のスピードが一段と高まり、想像もつかない世界が実現するのでしょう。宇宙開発も日進月歩です。月旅行は珍しくなくなり、火星で暮らす人が出ているかもしれません。海中生活が実現すれば海に囲まれた日本のメリットは大きく、資源開発などの解決策になるかもしれません。(編集委員 鈴木亮)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ

電子版トップ連載トップ


日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報