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日本サッカー世界への挑戦

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Jリーグ史上最速 進化する横浜Mの攻撃サッカー
サッカージャーナリスト 大住良之

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2019/4/18 6:30
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2月22日に開幕したJリーグは早くも全34節の5分の1に当たる7節を消化。サンフレッチェ広島が5勝2分け、無敗の勝ち点17で首位に立っている。2位は同じ5勝2分けのFC東京。ともに堅守からの速攻を武器とし、得失点差でFC東京を上回る広島は7試合でわずか失点3。チーム全員のハードワークが今季もしっかりと結果を残している。

序盤戦の驚きのひとつは昨年のJ2で2位に躍進し、6年ぶりのJ1昇格を果たした大分トリニータ(片野坂知宏監督)の躍動ぶりだ。広島でミハイロ・ペトロビッチ監督(現コンサドーレ札幌)、森保一監督(現日本代表監督)の下でコーチを務めた片野坂監督はスピード感あふれる攻撃的なチームをつくり出し、対戦チームに衝撃を与えている。

エースのFW藤本憲明は、日本フットボールリーグ(JFL)、J3、J2、そしてJ1と、日本の全国リーグを時間をかけて上がってきた29歳の苦労人。開幕のアウェー鹿島アントラーズ戦で2得点して2-1の勝利に貢献、センセーショナルな「J1デビュー」を飾り、第7節終了時点で得点ランキング首位(6得点)につけている。

プレー、昨年からバージョンアップ

しかし私が今季最も大きな衝撃を受けているのは、アンジェ・ポステコグルー監督率いる横浜F・マリノスのスピード感あふれるサッカーだ。

昨年から横浜Mの指揮をとっているオーストラリア人のポステコグルー監督。昨年もGKの極端な前進ポジション、両サイドバックの中央進出など画期的な攻撃サッカーを展開したが、なかなか勝利につながらず、18チーム中12位にとどまった。

横浜Mはポステコグルー・サッカーの進化形でスピード感あふれる攻撃を見せる=共同

横浜Mはポステコグルー・サッカーの進化形でスピード感あふれる攻撃を見せる=共同

しかし今季は昨年のサッカーをさらにバージョンアップしたプレーを見せている。3勝3分け1敗、決定的なチャンスを得点に結び付けられない試合もあって勝ち点12で5位にとどまっているが、首位争いに加わっても不思議のない試合内容ばかりだ。

ここ数試合で固定されているメンバーは、GK朴一圭(パク・イルギュ)、DFは右から松原健、チアゴマルチンス、畠中槙之輔、広瀬陸斗、MFは喜田拓也を「アンカー」に置き、その前にキャプテンの天野純と三好康児、FWは右から仲川輝人、エジガルジュニオ、そしてマルコスジュニオール。第6節の浦和レッズ戦でエジガルジュニオが負傷すると、第7節の名古屋グランパス戦では遠藤渓太がFWに入った。

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