2019年7月18日(木)

石綿補償求めマルハニチロ提訴 死亡の元船員側「安全配慮怠った」

2019/4/16 18:36
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捕鯨船内でアスベスト(石綿)を吸引し、死亡後に労災認定された元船員の遺族が16日、船を所有する大洋漁業(現マルハニチロ)が安全対策を怠ったのは違法として、同社に約3850万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

訴状によると、原告の父は機関士として1948~79年、大洋漁業の捕鯨船などに乗船。船には断熱材として石綿が使われ、2002年に石綿肺と診断され、15年9月に93歳で死亡。17年12月に船員保険が「職務上疾病」と認定した。

原告側は石綿の危険性は戦前から指摘され、戦後も1960年のじん肺法制定などで対策が強化されたとして「会社は安全配慮義務を怠った」と主張している。

同社は原告側の補償要請に応じなかったといい、16日に東京都内で記者会見した原告の男性(66)は「父の苦しみを考えると会社の対応は許せない。事実を真摯に受け止めてほしい」と話した。

同社は「訴状が届いていないため、コメントできない」としている。

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