地震、豪雨に耐え入浴再開 南阿蘇「地獄温泉」

2019/4/16 17:41
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熊本地震とその後の豪雨で壊滅的な被害を受けた熊本県南阿蘇村の「地獄温泉すずめの湯」が16日、日帰り入浴を再開した。施設関係者は「以前と変わらず良い湯が出ている。ぜひ訪れて復興途上の阿蘇の姿を見てほしい」と呼び掛けた。

再開した地獄温泉「青風荘」の「すずめの湯」につかる男性客(16日、熊本県南阿蘇村)=共同

日帰り入浴を再開した地獄温泉「青風荘」の「すずめの湯」(16日、熊本県南阿蘇村)=共同

地獄温泉は江戸末期に発見され、湯治場となったのが始まり。2016年4月16日の本震で施設が損壊。同6月には豪雨が襲い、宿泊施設の7割が土砂に埋まった。

被害は深刻だったが、延べ3千人超のボランティアが駆け付け、土砂撤去に協力してくれた。再開を待ち望む声が相次ぎ、周辺の道路で昼間の通行ができるようになったこともあり、本震発生から3年に合わせ入浴再開を決めた。

16日は再開から1時間で、10人超が次々と灰色の湯の中へ。福岡市から4年ぶりに駆け付けた飲食店経営の吉川啓貴さん(22)は「被災を知って切なかった。格別の温泉です」。露天風呂の底から泥をすくって体に塗りながら、心地よさそうに目を細くした。

河津謙二副社長(55)は「多くの人に支えられここまで来ることができた」と感謝を口にした。〔共同〕

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