2019年4月19日(金)

米民主、納税記録を相次ぎ公開 トランプ氏に圧力

トランプ政権
北米
2019/4/16 16:23
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【ワシントン=中村亮】2020年の米大統領選で野党・民主党の指名争いを繰り広げる候補が納税申告書を相次いで公開している。支持者に透明性をアピールするためだ。納税申告書の公開を拒むトランプ大統領の異様さを浮き彫りにして、公開するように圧力をかける狙いもある。

サンダース米上院議員はこれまで納税申告書の公開に消極的だった(5日、アイオワ州)

民主系無所属のバーニー・サンダース上院議員は15日、09~18年の申告書を公開した。出版した著作がベストセラーとなったのが追い風となり、年収は16~17年に100万ドル(約1億1000万円)を超えた。

サンダース氏は大統領選では富裕層を批判して支持を集めている。それだけに「実は金持ち」という事実はイメージ悪化につながりかねないが、透明性の向上を優先したようだ。民主党ではこれまでにカマラ・ハリスやエリザベス・ウォーレン、エイミー・クロブシャー各上院議員といった20年大統領選への出馬を表明した候補が申告書を公開済みだ。

トランプ氏は前回16年の大統領選のころから申告書の公開を拒んできた。議会下院の歳入委員会は23日までにトランプ氏の申告書を提出するよう内国歳入庁(IRS)に要請したが、米政権は拒否する構えを崩していない。民主党は納税漏れや不適切な取引があったと疑っている。

民主党はトランプ氏のカネをめぐる疑惑の追及を強めている。米メディアによると、下院情報特別委員会などは15日、トランプ氏の財務状況を調べるためにドイツ銀行などの複数の金融機関に協力を求める召喚状を出した。トランプ氏が進めていたとみられるロシア事業についても不適切な取引がなかったか調査を進めるとの見方が出ている。

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