独検察、VWのヴィンターコーン元社長を起訴

2019/4/15 21:34
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【フランクフルト=深尾幸生】ドイツのブラウンシュバイク検察は15日、独フォルクスワーゲン(VW)の元社長、マルティン・ヴィンターコーン氏を起訴したと発表した。2015年に発覚したディーゼル車の排ガス不正問題に関連し、消費者や当局を欺いた罪などが対象。不正発覚当時の社長だった同氏のほかに幹部4人が起訴された。

VWのマルティン・ヴィンターコーン元社長=ロイター

検察当局は06年11月15日から15年9月22日に複数の違法行為があったと指摘。とくに14年5月に社内で不正が明確になって以降も責任ある行動を怠った罪は重いとした。

ヴィンターコーン氏は18年に米国でも起訴されている。

排ガス不正問題は15年9月に発覚。米国の排ガス規制をクリアするために、試験時だけ有害物質の排出量を抑える違法なソフトウエアを搭載していた。検察によると、欧米で905万台のVWや子会社独アウディなどの車両が、本来なら規制を満たしていないにもかかわらず販売された。

07年にVWの社長に就任したヴィンターコーン氏は15年の不正発覚直後、混乱の責任を取るかたちで辞任した。不正については一貫して「直前まで知らなかった」と主張している。

VWはディーゼル不正に関連してこれまでに280億ユーロ(約3兆5千億円)を超える罰金や賠償金を支払った。

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