首都圏でも港湾スト コンテナ荷役ストップ

2019/4/15 22:00
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港湾労働者でつくる労働組合が14~15日にストライキを実施し、首都圏の港湾の荷役作業にも影響が出ている。2019年春闘で労使間の対立が深刻化し、労組側はゴールデンウイーク中のスト決行も示唆。労使交渉の行方次第では、首都圏の海上物流が混乱するおそれもある。

国内有数のコンテナ貨物取扱量を誇る横浜港はコンテナ船の荷役作業が全面的にストップ。港湾施設に人けはほとんどなく、着岸中のコンテナ船はコンテナが積み上がったままの状態で放置されている。

今のところ大きな混乱に至っていないが、横浜市港湾局の担当者は「ストが解除される16日午前に交通渋滞が懸念されるため、交通誘導員の配置を関係機関と検討している」と話す。

東京港や千葉港のコンテナターミナルでも荷役作業が止まった。東京都港湾局の担当者は「平日1日のストなら、荷主も(製品の)ストックで対応できそうだ。ただ、10連休がどうなるかが懸念される」と気をもむ。

国内外の様々な港湾に寄港するコンテナ船は路線バスのように運航スケジュールがきっちり決まっており、荷役作業の停止は貨物輸送の遅れに直結する。GWにストが実施されれば影響はさらに拡大し、首都圏の企業活動にも大きな支障をきたす可能性もある。

米国では2002年に西海岸の港湾労使交渉が決裂し、2週間近く荷役作業がストップ。入港できないコンテナ船が沖合で長蛇の列をなすなど、物流が大混乱したケースがある。

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