2019年6月27日(木)

市教委「いじめ証拠ない」 一部生徒聞き取りで、名古屋中1自殺

中部
2019/4/15 20:30
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2018年1月に名古屋市立中学1年の女子生徒(当時13)が自殺した問題で、市教育委員会は15日、いじめはなかったとする内容の第三者委員会の報告書を公表した。女子生徒が生前に学校のアンケートへ嫌がらせや暴力を受けたことはないと答えたことや、第三者委が協力に応じた一部生徒らから聞き取りをした結果、いじめを裏付ける証拠はないと判断した。

父親の斎藤信太郎さん(47)は同日記者会見し、生徒を長女の華子さんと明らかにした上で「納得できる内容でない」として、市に再調査を求める考えを示した。河村たかし市長は近く斎藤さんと面会して再調査するかを判断する。

華子さんは17年9月に大阪府から転入。18年1月5日、自宅マンションから転落し、死亡した。

市教委は同年1月に華子さんの通う学校の生徒を対象にアンケートを実施。遺族の要望を受け、同5月に弁護士や精神科医ら6人で構成する第三者委を立ち上げ、いじめの有無を調査してきた。

18年1月のアンケートでは「(華子さんが)無視をされていたと聞いたことがある」「力士と呼ばれていたそうだ」との記述があった。第三者委はこうした経緯も踏まえ、教職員や協力に応じた一部の生徒から直接聞き取り調査をしたが、無視された行為は確認できなかったという。

また、17年11月の教育相談アンケートに、華子さんが嫌がらせや暴力を受けたことはないと回答したことなどから、いじめは認められないと結論づけた。

市教委の平山暁久主幹は「真相解明に努め、調査結果を丁寧に説明してきたが、ご理解いただけなかったことは残念で申し訳ない」と話した。

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