2019年4月19日(金)

中3、英語「話す」に初挑戦 18日に全国学力テスト

社会
2019/4/15 18:41
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18日に予定されている全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、中学3年を対象に初めて「英語」が実施される。学校のパソコンを使い、「読む・書く」に「聞く・話す」も加えた4技能を測り授業の改善につなげる。ただ一部の学校では準備段階で不具合が発生。テストの結果とともに、どの程度円滑に実施できるかが注目される。

全国学力テストは毎年4月に行われ、小6と中3のそれぞれ約100万人が参加する。中3の英語はグローバル人材の育成を目指して導入が決まり、今後も3年に1回程度行う計画だ。

英語の所要時間は「読む・聞く・書く」で計45分。課題検証のため2018年5月に行った予備調査では、正解を選択肢から選ぶほか短い英文を書く問題も出た。

「話す」は5分(教室の移動や準備を含めると15分)だ。生徒がパソコンで動画を見ながら英語を話し、ヘッドセットで録音。全員分をUSBメモリーに保存し、委託業者に提出して採点する。

これまでにないテストだけに、不透明な点は残る。一つは実施率。パソコンなどの配備状況は地域や学校による差が大きく、一部の参加校は「話す」を行わない可能性がある。例えばパソコンの基本ソフトはウィンドウズ7以上である必要があるが、公立校の5%は別の基本ソフトを使用。USBポートがないタブレット端末も使えない。

文部科学省は2018年9月、こうした要件を学校側に伝達。すると「パソコンの整備が間に合わない」との声が寄せられ、同省は11月、学校の状況によっては実施しなくてもよいとした。

トラブルの恐れもある。今年1月、模擬問題のプログラムをダウンロードしてもらい、録音できるかを試す事前検証を始めたが、ある自治体でプログラムが動かないといった不具合が発生。原因は分からず、解決しようとすると教員に負担がかかるため、教育委員会は「無理に実施しようとしなくてよい」と各校に伝えた。

今月に入ってからは、特定のソフトを入れたパソコンを再起動した後には正常に動かない可能性があることが判明。同省は11日、各学校に確認を求めた。

不参加の自治体や学校がありうることから、同省は「話す」の調査結果は全国の平均正答率や平均正答数のみ公表し、自治体別は示さない考え。専門家会議の作業部会を設置して今回の結果を検証し、今後の調査のあり方を検討する方針だ。

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