2019年6月20日(木)

量子計算機の活用へ新会社 東北大の大関准教授ら

スタートアップ
2019/4/15 18:18
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東北大学の大関真之准教授らとスパークス・グループは15日、量子コンピューターをビジネスに活用する新会社を設立したと発表した。人工知能(AI)やビッグデータなど、関連する領域の研究者にも参画を呼びかける。量子コンピューターを自社課題の解決に使いたい企業と共同研究を進める。

新会社はシグマアイ(東京・港)で、大関准教授が最高経営責任者(CEO)に就いた。資本金や出資比率は非公表。大関氏はCEOと東北大准教授を兼ねる。量子コンピューターの応用が見込まれる分野に専門性をもつ他の研究者ら数十人が、大学などと兼業で参加することを見込む。

量子コンピューターの活用を検討する段階の企業に技術指導するほか、企業の研究開発にコンサルティングをする。具体的には、物流で最適な経路を選んだり、工場で働く人のノウハウや相性をもとに最適な人員配置を決めたりといった計算を瞬時に行い、最適な選択肢を含め複数の案を提示することが見込まれるという。

量子力学を応用した量子コンピューターは計算速度が現在のスーパーコンピューターをはるかに上回り、膨大な量の計算をリアルタイムに処理できる。スパークス・グループは未来創生ファンドを運用し、AIやロボット関連のスタートアップに投資する。スタートアップ企業を立ち上げから支援するのは今回が初めて。同社の阿部修平社長は「5~10年後をめどに株式を公開できる会社に育てたい」と述べた。

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