2019年6月18日(火)

習主席、6月G20で訪日へ 河野氏「国賓は見送り」

経済
政治
中国・台湾
2019/4/15 21:00
保存
共有
印刷
その他

【北京=羽田野主】河野太郎外相は15日、北京市で中国の王毅外相と会談した。6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議に習近平(シー・ジンピン)国家主席が出席するように求めた。河野氏は会談後に記者団に「(習氏の)出席が予定されている」と述べ、国家主席として初となる習氏の来日が事実上固まったとの考えを示した。

 会談を前に中国の王毅国務委員兼外相(右)と握手する河野外相=15日、北京(共同)

会談を前に中国の王毅国務委員兼外相(右)と握手する河野外相=15日、北京(共同)

国家主席の来日は2010年の胡錦濤(フー・ジンタオ)氏以来となる。河野氏は「特にどなたかを国賓にすることはない」と語り、習氏の国賓待遇は見送る考えを示した。会談で河野氏はG20の前に外交担当の政治局員である楊潔篪氏や王氏の来日に期待を示した。

河野氏は東シナ海のガス田を共同開発するとした08年の合意に基づく交渉の早期再開を求めた。沖縄県・尖閣諸島の沖合での中国公船の活動に懸念を示した。

中国国内での邦人の拘束問題も提起した。王氏は「国内法にのっとってしっかりと対応する」と応じた。北朝鮮情勢について国連安全保障理事会の決議を履行する方針で一致した。

これに先だち河野氏は李克強(リー・クォーチャン)首相とも会談した。李氏は会談で「昨年、安倍晋三首相と公式の相互訪問を実現して中日関係を正常な軌道に戻すことができた」と発言した。

そのうえで「具体的な実務協力を進めていくことが重要」と指摘した。広域経済圏構想「一帯一路」に基づき、第三国市場のインフラ開発の経済協力に期待を示した。

河野氏も「日中関係は正常化した」と応じ「日中にはさまざまな難しい問題があるが、地球規模の課題に両国が肩を並べて当たる努力をこれからしっかりしていきたい」と続けた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報