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低迷広島、立て直しなるか 近づくタイムリミット
編集委員 篠山正幸

(2/2ページ)
2019/4/16 6:30
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打撃の状態が悪くない長野を左投手限定でなく起用する手もありそうだ=共同

打撃の状態が悪くない長野を左投手限定でなく起用する手もありそうだ=共同

昨季までの広島打線の厚みは、中軸の破壊力もさることながら、西川龍馬、会沢翼といった下位まで切れ目がないところにあった。この2人がそれぞれ打率2割1分2厘、2割ちょうどという低調なスタートとなったことが、得点力低下に直結している。打線は今が最悪の状態、とみることもでき、2人が普通の状態に戻れば、そこそこ点は取れるようになるだろう。

打撃の状態としては決して悪くない長野を左投手限定でなく、起用する手はないか。奥の手としては2軍ですでに6本塁打を放っているアレハンドロ・メヒアを1軍に上げる手もあり、てこ入れの余地も相当残されている。

投手陣にしても2軍でしっかりとした成績を挙げているアドゥワ誠、中村祐太といったところが控えている。まだまだ、打つ手はある。

「広島打線は怖い」の記憶あるうちは…

DeNAのアレックス・ラミレス監督は「広島打線はまだまだこんなものではない」と話している。14日、3-1とリードして迎えた七回。それまで好投していた先発、井納翔一が先頭打者の鈴木誠也に左前打を打たれると、すかさず継投に入った。「広島打線は怖い。3巡目には捉えられる可能性があるのでリリーフ陣に託した」とラミレス監督。

こうした恐怖の記憶が相手球団に残っているのは、広島には好材料だ。脅しが効いているうちに、立て直せるかどうか。「今年の広島は大したことがない」となるまでが、立て直しのタイムリミットとなる。

「今年、新たなチームをつくるためには変わらないといけない。メンバーは変わる。だから変わらなきゃいけない。新しいチームをつくる」。1月31日、緒方監督はキャンプインを前に、そんな決意を口にした。

島内起用が裏目に出た中日戦にしても「新生広島」の形を模索する過程での向こう傷、と考えられなくもない。痛い目に遭いながらも、揺らぐことなく決意を貫いていくところにしか活路はない。

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