2019年6月18日(火)

第三者委、いじめ認定せず 愛知の自殺生徒

中部
2019/4/15 12:37
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名古屋市名東区で昨年1月、同市立中1年の女子生徒(当時13)が自殺した問題で、同市教育委員会が設置する第三者委員会が「心身の苦痛を感じるいじめ行為があったとは認められない」と結論付けた報告書を市教委に答申していたことが15日までに、遺族への取材で分かった。

父親の斎藤信太郎さん(47)は同日、報告書の内容を不服として記者会見。生徒を長女の華子さんと明らかにし「娘が死亡した原因について、理解できる内容が何一つなかった」と述べ、河村たかし市長に再調査を求める意向を明らかにした。

華子さんは2017年9月に大阪府から転校し、同11月からソフトテニス部に所属。18年1月5日朝、合宿に参加するため自宅を出た後に自宅マンションから転落した。遺書はなかったが、愛知県警は自殺と判断した。

報告書によると、華子さんは家族に、同学年の女子部員から無視をされたり練習を手伝ってもらえなかったりしたと話していた。しかし、無視された行為が確認できないことや、本人が学校のアンケートに嫌がらせや暴力を受けたことはないと答えたことなどから、いじめは認められないと結論付けた。

報告書は自殺原因について、長時間練習と少ない休みで心身の疲労が蓄積。正月明けの練習で合宿への不安が大きくなったが、真面目な性格から「休みたい」と言い出せず、行き場を失い自殺した、とした。〔共同〕

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