2019年4月19日(金)

フィンランド議会選、極右が第2党 EU懐疑派

ヨーロッパ
2019/4/15 7:43
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【ロンドン=佐竹実】任期満了に伴う北欧フィンランドの議会選(定数200)は14日、投開票され、欧州連合(EU)に懐疑的な極右「フィン人党」(ユシ・ハラアホ党首)が39議席で第2党になった。第1党の中道左派、社会民主党まで1議席に迫る勢いで、欧州での極右政党の支持の広がりを印象づけた。

14日、報道陣の質問に答えるフィン人党党首のユッシ・ハッラアホ氏=ロイター

14日、報道陣の質問に答えるフィン人党党首のユッシ・ハッラアホ氏=ロイター

改選前に第1党だった中道右派、中央党は第4党に退いた。同党党首のユハ・シピラ首相は敗北を認めた。新政権の行方は今後の連立交渉に委ねられるが、過去の例では第1党から首相が出るケースが多く、政権交代する見通しだ。社会民主党はアンティ・リンネ氏が党首として率いる。仮に左派政権が誕生すれば、同国で20年ぶりとなる。

フィン人党は、地球温暖化対策での課税強化への反対などを掲げて支持率を伸ばしている。2015年の前回議会選でも中央党に続く第2党となり初の連立政権入りを果たしたが、党首選びを巡り17年に分裂した。新党が政権に残り、フィン人党は野党に転じていた。

英国のEU離脱が混迷するなか、5月の欧州議会選では各国でEU懐疑派や極右政党の躍進が予想される。フィンランドは7月からEU理事会の議長国になる予定だ。

シピラ政権は財政健全化を目指し緊縮政策を進めたが、結果的に失業者や年金生活者の不満が高まった。日本と同じように人口の高齢化が進んでおり、将来に不安を持つ有権者が社会民主党を支持したもようだ。

フィンランド議会は一院制で、議員の任期は4年だ。

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