2019年6月19日(水)

マレーシア与党連合が3連敗、州議会補選

東南アジア
2019/4/14 0:11
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【シンガポール=中野貴司】マレーシア中部のヌグリスンビラン州議会ランタウ選挙区の補欠選挙が13日投開票され、与党連合の候補が野党連合の候補に敗れた。与党連合候補の敗北は1月の下院補選、3月のスランゴール州議会補選に続き3回連続。政権交代から1年を前にして、マハティール政権の支持率低下が続いていることを浮き彫りにした。

政権交代から1年を前に、マハティール首相は支持率の低下に直面している=ロイター

政権交代から1年を前に、マハティール首相は支持率の低下に直面している=ロイター

選挙委員会の発表によると、野党連合・国民戦線のモハマド・ハサン氏が、与党連合・希望連盟の候補に倍近い得票差をつけて圧勝した。補選は裁判所が2018年5月の選挙結果が無効と判断したことを受けて実施された。

野党連合のモハマド候補は中核政党、統一マレー国民組織(UMNO)の総裁代行を務める有力な政治家で、与党連合は当初から苦戦が予想されていた。ただ、倍近い得票差をつけられての敗北は、与党連合が従来の支持基盤である非マレー系の票も十分に取り込めなかったことを示す。

シンガポール南洋工科大学のヨハン・サラバナムトゥ氏は「今回は州議会レベルでの敗北ではあるものの、補選での3連敗はマハティール政権の運営にじわじわと打撃を与えることになる」と指摘する。

ヌグリスンビラン州には、マハティール首相から禅譲を約束されているアンワル元副首相の現在の選挙区もある。アンワル氏は選挙期間中、与党連合候補の応援を主導してきた。今回の敗北は与党連合内でのアンワル氏の影響力にも微妙な影を落とす可能性がある。

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