2019年9月24日(火)

独メルク、米半導体材料を7200億円で買収

2019/4/13 9:28
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【フランクフルト=深尾幸生】製薬・化学大手の独メルクは12日、半導体材料を手がける米バーサムの買収で合意したと発表した。負債を含んだ買収額は65億ドル(約7200億円)。2019年後半に買収を終える。バーサムは1月に特殊化学品の米インテグリスと経営統合することで合意していた。メルクはインテグリスを上回る条件を示し、バーサムを翻意させることに成功した。

独メルクのロゴ(独ダルムシュタット)=同社提供

バーサムの取締役会もメルクによる買収を承認した。メルクはバーサムの既存株主から1株当たり53ドルで買い取る。インテグリスが実質的な買収提案をする前の水準を約7割上回る。バーサムはインテグリスに違約金を支払う。

バーサムは半導体の製造過程で使う高純度材料の大手。メルクも半導体や液晶向けの高純度材料を手がけており、買収でカバーできる工程を広げる。買収完了の3年後から年間7500万ユーロ(約95億円)の統合効果を見込む。

バーサムの18年12月通期の売上高は11億6200万ユーロだった。営業利益は3億1700万ユーロと、利益率も高い。

メルクは製薬大手の米メルクの源流となった企業だが、現在はほとんど関係がない。製薬とヘルスケアに加えて高機能材料を3本の柱にしている。バーサムの買収で売上高に占める高機能材料の比率は、単純合算で現在より6ポイント多い22%となり、EBITDA(税引き・利払い・償却前利益)は8ポイント増の28%となる。

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