2019年8月25日(日)

茨城大、社会人の学び直し再編 第1号 関彰商事16人研修

2019/4/12 20:48
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茨城大学が再編したリカレント(社会人の学び直し)教育が開講した。企業や団体のニーズに応じて大学側が教育内容を編成するのが特色で、第1号としてエネルギー事業などを手掛ける関彰商事(茨城県筑西市)が参加。今後はさらに受講企業・団体を増やしていけるかに注目が集まる。

関彰商事の社員は学生に混ざり講義を受ける(10日、水戸市)

茨城大は2019年度からリカレント教育を「オープン」「専門」「カスタム」の3コースに再編した。中でも特徴的なのが、企業や団体の人事研修に位置づける「カスタム」。個別相談に応じながら大学がプログラムを組み立てる。関彰商事は同コースの第1弾プログラムとなる。

同社からは社内公募で希望した20~50代の社員16人が受講。就業時間中に水戸市内のキャンパスに通い、学生と同じ空間で講義を受ける。通常出勤として扱い、講座費用は会社が負担する。

同社向けプログラムで前期は「日本戦後史」「異文化コミュニケーション論」「環境政策論」など18科目を用意。経理担当の田宮未貴さん(26)は興味があったという心理学の講義を選択。新入社員の教育係も担っており「新しいことを学びつつ、業務にも生かしていきたい」と意気込む。

10日の開講式で関正樹社長は「学んでいくことが特別ではなく日常になってほしい」と激励。三村信男学長も「今後の継続的な学びの入り口になり、皆さんの問題意識を刺激するものになれば」と期待を寄せた。

企業にとっては社員教育も含め、幅広い課題の解決が図れるのがメリット。一方で、就業時間の一部を講義に充てるのは容易なことではない。受講しやすいプログラムの編成や、時間の捻出など大学と企業それぞれが環境整備を進めていけるかが、今回のリカレント教育を前進させるカギとなりそうだ。

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