2019年6月25日(火)

トラブルを越えて ひとり家電メーカーの覚悟
UPQ・中沢優子社長 後編(日経STARTUP X)

スタートアップ
2019/4/19 6:30
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家電スタートアップのUPQ(アップ・キュー)は2015年の創業直後から相次ぐ製品のトラブルに見舞われた。唯一の正社員である中沢優子社長はこの苦境を乗り越えた経験を教訓に生産・管理体制を見直し。複数の商品をそろえて着実に収益を確保し、ユーザーへの責任を果たし続ける「モノづくりの覚悟」を固め直した。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した中沢社長は、モノがあふれる今、一歩抜きんでた商品を送り出す「企画力で勝負し続けたい」と決意を語った。

創業と同時に17種類24製品を発表して注目を集めたUPQだったが、スマートフォンの出荷後に技術基準適合証明(技適)の番号の取得ミスが発覚。さらに翌年以降、スマホの電池の過熱、ディスプレーのスペック誤表記とトラブルが相次いだ。電動バイクの販売が好調だったため資金繰りの危機は回避できたが、これを教訓に消費者庁と相談しながら生産・管理体制を刷新。協力会社との役割分担を明確化し、UPQは商品企画や販売に注力することになった。

中沢優子(なかざわ ゆうこ) 1984年生まれ。2007年中央大卒、カシオ計算機入社。携帯電話の商品企画などに携わったのち12年に退社。13年に東京・秋葉原でカフェをオープン。15年UPQを設立し社長に。

中沢優子(なかざわ ゆうこ) 1984年生まれ。2007年中央大卒、カシオ計算機入社。携帯電話の商品企画などに携わったのち12年に退社。13年に東京・秋葉原でカフェをオープン。15年UPQを設立し社長に。

市場にモノがあふれるなかで、中沢社長は今後も独自性のある商品をつくり出す企画力で戦っていく姿勢を示す。「日本も中国もモノづくりの技術はあるのに企画ができる人が少ない」と言い切る。自分がすでに興味があるものに限らず、「私でもハマれる商品を企画したい」と抱負を語った。

(2019年3月6日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています

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