2019年6月18日(火)

韓国の「仲介外交」手詰まり 制裁緩和の働きかけ不発

米朝首脳会談
朝鮮半島
2019/4/12 17:45
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【ソウル=恩地洋介】米朝非核化協議の打開をめざした韓国政府にも手詰まり感が漂う。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日の米韓首脳会談で南北経済協力の一部容認など制裁緩和を働きかけたが、トランプ米大統領は一蹴した。南北首脳会談の実現を探るが、北朝鮮が応じる当てはない。

文氏は米国と北朝鮮の立場を折衷した案を用意していた。核開発の拠点である寧辺(ニョンビョン)核施設の廃棄とそれ以外の非核化措置と引き換えに、制裁の一部を緩める構想だ。

ところがトランプ氏は会談の冒頭、金剛山の観光事業再開といった南北経済協力に「今は適切ではない」とくぎを刺した。「小さな合意も色々ありうるかもしれないが、現時点で米国が話しているのはビッグ・ディールだ」とも説いた。

文氏が南北首脳会談を推進する意向を伝えると、トランプ氏は「会談などを通じて、北朝鮮の立場を可能な限り早く教えてほしい」と応じた。ただ、北朝鮮は最近も首脳会談の打診を断っている。高官が頻繁に行き来しているロシアとの首脳会談を優先するとの見方もある。

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