奈良公園バスターミナル、13日オープン 渋滞緩和なるか

2019/4/12 17:42
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大型観光バスの乗降場になる「奈良公園バスターミナル」(奈良市)が13日、オープンする。交通需要マネジメント(TDM)による渋滞緩和の切り札として、奈良県が県庁駐車場だった敷地に総工費約45億円をかけて建設した。ホールや展示スペース、飲食店なども備え、観光の拠点施設として活用する方針だ。

大型観光バスの乗降場として運用する(奈良市)

奈良の歴史について知ることができる

奈良のシカについても学べる

ターミナルは東大寺や奈良国立博物館などの徒歩圏内に位置。観光客はここで降車し、バスは離れた駐機場で待機してもらう。1日あたり220台程度の利用を見込む。

ターミナルは2階建てで、若草山などを展望できる屋上部分は開放する。タブレットから観光情報を検索し、散策マップを自分で作って出力できるスペースや奈良のシカについて学べるコーナーを用意した。300席のレクチャーホールでは、奈良に関する映像を常時流す。

2階部分にスターバックスコーヒーが出店するほか、着物レンタルの「わぷらす」、土産店の「奈良銘品館」などが入居。周辺は飲食店など休憩施設が不足気味で、観光バス乗客以外の利用も見込む。

奈良公園には近年、訪日客を乗せた大型バスが急増。行楽シーズンには自家用車も殺到し、深刻な交通渋滞を引き起こしていた。東側が世界遺産の春日山原始林に突き当たり、風致地区などの規制もあって道路拡幅や駐車場増設ができないという事情もあった。

バスのターミナル利用は事前予約制。降車場と乗車場を設け、乗客が奈良公園周辺を観光している間は、待機時間で区切りそれぞれ約1.5キロ、約6キロ離れた駐機場に振り分ける。県が観光バス用としていた「大仏殿前駐車場」は障害者などの交通弱者向け駐車場と周遊バスの乗り継ぎ地点として運用する。

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