スペースバリューHD、不適切会計 前社長が指示

2019/4/11 21:06
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プレハブ建築などを手掛けるスペースバリューホールディングスは11日、不適切会計に関する第三者委員会の調査結果を公表した。マレーシア子会社での不適切会計や組織的な原価の付け替えに加え、森岡篤弘前社長の指示のもとで横浜市のホテル事業でも不適切な会計処理があった。第三者委は同氏の反社会的勢力関係者とのつながりも指摘しており「経営トップのガバナンス問題に起因する」と厳しく指摘した。

同日、2014年3月期から18年4~9月期の連結業績への影響を公表した。この期間に5億5000万円の純利益が過大に計上されていたことがわかった。不適切会計があった期間は長期間に及び、影響額は変動する可能性がある。

組織的に行われていた原価の付け替えについては、子会社の日成ビルド工業の営業店48拠点のうち、21拠点で行われていたことが明らかになった。

そのほか、マレーシアでの立体駐車場事業やレンタル工事未払い金の過大計上なども業績に影響した。横浜市で手掛けているホテル事業で発覚した不適切な会計処理では、森岡前社長の指示があったことを明らかにした。

調査報告書では関係者の個人情報に配慮して一部を塗りつぶす処理などをしていた。森岡前社長と反社会的勢力の関係者との交際関係も認めた。

森岡前社長は10日、引責する形で社長を退任した。

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