韓国SKテレコム社長「5G、顧客の期待に見合うか」
つながりにくさ反省か 12日に電波範囲公表へ

2019/4/11 19:04
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=山田健一】韓国通信最大手のSKテレコムは11日、朴正浩(パク・チョンホ)社長が次世代通信規格「5G」サービスについて「サービスを長い間、待ってきた顧客の期待に見合っているのか。省みないといけない」と述べたと発表した。韓国で5日から本格的に始まったスマートフォン(スマホ)対応の5Gサービスを巡っては、顧客から電波がつながりにくいと不満の声が出ている。

SKテレコムの朴正浩社長は緊急の役員会議を開き、韓国の5Gサービスの水準に危機感をにじませた

朴社長は10日午後に緊急の役員会議を開き「5Gのカバーエリア、速度、コンテンツなどすべての面で顧客の声を厳重に受け止める必要がある」と強調し、5Gサービスの改善を指示した。まず12日からスマホのアプリで、SKの5G電波が届くエリアを手軽に確認できるようにする。

韓国で使えるサムスン電子製の5G対応のスマホには、5Gと現在主流の4Gの両方の電波をつかまえられるようアンテナが搭載されている。5Gの電波が届かないエリアでは4G通信が可能だが、現状はソウルの中心部にいても、4G通信に切り替わることが珍しくない。一部のメディアは、通信速度について5G対応スマホと4G対応スマホを専用アプリで比べ、「4Gの方が速いケースがある」との試験結果を報じている。

朴社長は「韓国が世界初の5G商用化へ努力した理由の一つは、5Gの経済生態系を早期に構築し、産業のグローバル競争力を高めることにある」と指摘。自社の5G技術を使い、中小ベンチャー企業の育成に力を入れる方針を示した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]