2019年5月22日(水)

金正恩氏「経済自立が生命線」 北朝鮮が党中央委総会

北朝鮮
朝鮮半島
2019/4/11 19:30
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【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は10日の党中央委員会総会に出席し「自力更生と自立的民族経済は革命の存亡を左右する永遠の生命線だ」と表明し、経済建設に総力を挙げる路線を継続すると表明した。国際社会による経済制裁に対抗する考えも示した。2月末の米朝首脳会談を巡る立場も説明したが、11日の朝鮮中央通信は詳細を報じなかった。

朝鮮労働党の中央委員会総会で話す金正恩委員長(10日、平壌)=ロイター

先の米朝首脳会談が物別れに終わり、国連安全保障理事会の制裁が解除される見通しは立っていない。北朝鮮が人民に向けて「自力更生」を強調するのは、米国への一方的な譲歩には応じず、交渉の長期化を視野に入れた姿勢を示した可能性がある。

金正恩氏は党中央委総会で、国際環境の変化や現状について分析。「制裁でわれわれを屈服させることができると血眼になり誤った判断をしている敵対勢力に、深刻な打撃を与えるべきだ」などと語った。核・ミサイル開発に言及したかどうかは明らかにされていない。

総会では、首相として経済再建の司令塔を務めてきた朴奉珠(パク・ボンジュ)氏を党副委員長に選出。対米外交を担当し米朝首脳会談に同行した崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が新たに党中央委員に選出された。11日には最高人民会議(国会に相当)を招集。指導部の統治体制を改編するとの観測がある。

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