国連安保理、リビア問題で緊急会合 事務総長「深く憂慮」

2019/4/11 8:45
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【ニューヨーク=大島有美子】国連の安全保障理事会は10日、国家が分裂状態にある北アフリカのリビア情勢についての緊急会合を開いた。グテレス国連事務総長も出席した。会合後に記者会見したグレテス氏は「深く憂慮している」と懸念を表明した。「争いをやめるための時間は残っており、軍事的解決以外の方法がある」と話し、和平プロセスの進展に向けて国連が主導していく姿勢を強調した。

グテレス国連事務総長は安全保障理事会での会合後、記者団の質問に答えた。(ニューヨーク)

緊急会合は安保理の議長国を務めるドイツが呼びかけて開催した。元リビア軍の高級将校だったハフタル氏が率いる武装勢力「リビア国民軍」が4日から首都トリポリに向け進軍を始め、内戦の懸念が強まっている。ドイツのホイスゲン国連大使も記者団に対し「全ての国が軍事的解決はあり得ないと述べた」と説明した。

会合は非公開で、状況認識を共有したとみられる。会合は約2時間半にわたり、決議案は出なかった。グテレス氏は「悲惨な状況で難民が発生していることを特に心配している」と人道的な問題についても触れた。4月14~16日に首都トリポリで予定されていた国連主導の和平会議は延期されている。

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