2019年8月25日(日)

金利政策「様子見が適切」 FOMC議事要旨

2019/4/11 3:47
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【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)は10日、3月19日~20日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。参加者は、景気見通しに深刻な不確実さがある一方、インフレ圧力は抑制されているとして、金融政策の判断は「様子見が適切」との見方を共有。さらに大半が「景気動向と先行きリスクが2019年中の金利据え置きを正当化する」と予測していることが分かった。

パウエルFRB議長=AP

前回の会合では、金利の誘導目標レンジの据え置きを決定。また年内の利上げを見送り、資産縮小も9月末で停止する方針を示した。

議事要旨によると、参加者は経済成長が18年10~12月期に比べ鈍化しているとの見方で一致。景気見通しは、大半が足元の弱さは4~6月期以降に回復するものの、海外経済の減速や景気刺激策の効果の減少で経済成長率は鈍化すると予測した。

金融政策については、参加者の一部は「今後の経済データとその他の展開次第で、利上げ、利下げのいずれもあり得る」と主張したが、数名は「景気が予測通りに進んだ場合は、19年後半に緩やかな利上げが適切になる」との考えを示した。

参加者はまた景気下振れ、上振れのいずれにもリスクがある点を強調。英国の欧州連合(EU)離脱や欧州・中国の景気減速が予測より深刻でその悪影響が波及する懸念や、消費が持続的に軟化する可能性などを下振れリスクとして指摘。一方、上振れリスクとして、様々な不確実さが望ましい方向で解決し、消費者や企業景況感が急激に回復する可能性や、賃金の急上昇が予測以上に物価上昇率を高めるリスクがあると指摘した。

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