2019年4月18日(木)

血糖値抑えるパンケーキ粉 吉原食糧、香川産大麦使う

ヘルスケア
サービス・食品
中国・四国
2019/4/11 6:15
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製粉会社の吉原食糧(香川県坂出市)は食後の血糖値上昇を抑える効果のあるパンケーキミックスを発売した。県産大麦を使い、糖の吸収を穏やかにする食物繊維を含む。消費者庁に届け出た「機能性表示食品」をアピールし、健康志向の高い消費者を取り込む。

香川県産の大麦「イチバンボシ」と小麦「さぬきの夢」を使う

1袋でパンケーキ6枚分(200グラム)を焼くことができる。価格は1袋220円。同社のサイトのほか、高松市の道の駅「源平の里むれ」などで販売する。現在ホットケーキミックスの主な販売先である兵庫、大阪、香川、徳島での需要を見込む。

大麦に含まれる食物繊維の「大麦β―グルカン」は食後の血糖値上昇を穏やかにする機能があるとされており、機能性表示食品によく使われている。食事1回分に相当するパンケーキ3枚分のうち、「大麦β―グルカン」は2000ミリグラム含まれる。

使用するのは香川県産の大麦「イチバンボシ」と小麦「さぬきの夢」。大麦主体で配合する。通常のパンケーキミックスは小麦粉が主体で、大麦を使用するとぱさつきやすく、空気を含みにくくなる。大麦を通常よりも細かく製粉し小麦との配合比率を調整することで、焼いた時にもちもちとした食感になるよう仕上げた。

機能性表示食品制度は2015年に始まった。臨床試験が必要な特定保健用食品(トクホ)と比べて研究費用と時間がかからないため、16年から各企業の商品投入が活発になり市場が拡大した。調査会社の富士経済(東京・中央)によると18年の市場規模予測は1975億円と17年比で15%の増加となっている。

香川県内では10件が機能性表示食品として受理されており、そのうち3件が県産の食材を使用した機能性表示食品だ。

吉原食糧は健康志向の高まりを受け、機能性を持たせるなど付加価値のある商品開発に力を入れている。18年には機能性表示食品ではないものの、食後の血糖値上昇を穏やかにするうどんを商品化した。売上高の大半を小麦粉の販売が占めており、香川県外での販売を強化するため、女性がターゲットとなるパンケーキミックスを選んだ。

吉原良一社長は、県産食材を使った機能性表示食品を販売することについて「県産の素材を使うことで、品質の良さをアピールしたい」と述べた。(櫻木浩己)

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