2019年8月19日(月)

アジアで第5の原人 6万年前、比ルソン島に

2019/4/11 2:02
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フィリピン・ルソン島の洞窟で見つかった歯などの化石が新種の原人と分かったとフランス国立自然史博物館などのチームが10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。現生人類のホモ・サピエンス(新人)が到達する前にいたと考えられ、アジアでは北京原人などに続き5種類目となる。

フィリピン・ルソン島の洞窟で発掘された新種の原人の歯の化石(研究チーム提供)=共同

化石は5万年前から6万7千年前のものと推定。アジアではこれまでに北京原人のほか、ジャワ原人、インドネシアのフロレス原人、台湾沖で化石が見つかった「澎湖人」が知られている。

初期人類に詳しい国立科学博物館の海部陽介人類史研究グループ長は「現生人類のように進歩的な面と、チンパンジーなどにみられる原始的な面が混じっている。ルソン原人と呼んでいいと思う。アジアに多様な人類がいたことが示された」と話している。

チームはルソン島の洞窟で見つかった成人2人と子ども1人に由来する足の指や歯の化石などを分析。樹上生活するオランウータンなどのように足の指の骨が大きく湾曲し、原始的な側面が見られた。

進化の過程で小さくなっていったと考えられる歯は新人よりも小さかった。身長が低かった可能性がある。

これまで知られている初期人類とは特徴が異なることから、チームは新種と判断し「ホモ・ルゾネンシス」と名付けた。

〔共同〕

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