2019年7月16日(火)

トヨタが「RAV4」復活 世界戦略車投入で国内販売てこ入れ

2019/4/11 6:30
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トヨタ自動車が10日、世界戦略車の多目的スポーツ車(SUV)「RAV4(ラブ4)」を国内で発売した。北米など世界180カ国・地域で展開し、2018年は84万台を売ったトヨタのSUVの中核車だ。国内では需要が鈍ったことからいったん発売を休止していた。3年ぶりの復活で国内販売をてこ入れする狙いがある。

トヨタ自動車が公開した新型「RAV4」(10日、愛知県長久手市)

「SUVは人気だがこれから5~10年先を考えると同じような商品ばかりだと飽きられてしまう危機感がある」。ラブ4の開発責任者である佐伯禎一チーフエンジニアは同日の発表会でこう話した。

初代ラブ4は1994年に登場。乗用車タイプのSUVの市場を開拓した。俳優の木村拓哉さんを起用したCMでも話題となった。

5代目となる新型はオンロード、オフロード両方の走行性能を格段に高めた。新しい四輪駆動(4WD)のシステムも搭載し、運転者が狙った通りの動線を安定した車両姿勢で走らせることができるという。

中型車を担当する吉田守孝副社長も発表会場に現れ、取材に応じるサプライズもあった。吉田副社長は「ラブ4はトヨタのSUVの中でもコア(核)中のコアモデル。最低260万円台からという値付けは顧客の買いやすさを意識した。(消費増税など)税金の影響なく売れることを期待している」と話した。体験型の試乗会なども開催し、消費者の関心を高める戦略だ。

日産自動車などの競合車と比べて価格面も十分戦えるとの読みだ。吉田副社長は「SUVの流れはまだ続く」と指摘。サイズをより小さくしたものや価格をより抑えた車種などラインアップを強化していくという。

2018年の国内での新車販売台数は日産自動車の小型車「ノート」が初の首位となった。トヨタの「アクア」や「プリウス」も健闘したが、日産車の首位を阻止できなかった。トヨタの世界戦略車の投入は国内販売の活性化の役割も担うことになる。

(名古屋支社 大本幸宏)

[日経産業新聞4月11日付を再構成]

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