ダライ・ラマが入院 肺感染症と診断
【ニューデリー=共同】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(83)が9日、インド首都ニューデリーの病院で肺感染症と診断され、数日間、入院する見通しであることが分かった。地元メディアなどが伝えた。症状は落ち着いているという。
ダライ・ラマはニューデリーでの行事に出席した後の8日に亡命政府があるインド北部ダラムサラに戻ったが、9日朝に不快感を訴えたという。
今年はダライ・ラマの亡命のきっかけとなったチベット動乱から60年で、3月にはインド各地で中国への抗議活動や式典が行われた。ダライ・ラマが高齢となった近年は、後継者選出を巡る議論の計画も取り沙汰されている。